春になり桜の咲く季節になると、多くの人がお花見に出かけます。
その桜の中でも、しだれ桜はソメイヨシノなどとは違う趣がありますよね。
この記事では、しだれ桜を見ることができる名所について、神奈川県内に限定してご紹介しています。
■神奈川県内にあるしだれ桜の名所
●長興山のしだれ桜
こちらは小田原市にありますしだれ桜です。
江戸時代の相模小田原藩主である、稲葉正則が植えたといわれている桜で、樹齢が約340年、高さは約13mで幹の周囲は約5mの大木です。
このしだれ桜の見頃は3月下旬から4月上旬頃です。
「かながわの名木100 選」にも選定されているほどの名木で、小田原市指定の天然記念物でもあります。
このしだれ桜を見に行くための交通手段ですが、箱根登山鉄道線入生田駅から徒歩で約20分ほどです。
駐車場はありませんので、小田原市駅周辺の駐車場を利用し、電車にて現地まで足を運んで下さい。
●荒井城址公園のしだれ桜
こちらは足柄下郡真鶴町にありますしだれ桜です。
荒井城址公園は、1083年の後三年の役で源義家に従い、活躍した荒井実継の居城と言われた場所で、昭和62年2月に完成した都市公園です。
多くの町民に親しまれている憩いの場所となっています。
期間中は、真鶴しだれ桜の宴というイベントも開催されており、模擬店などの出店もあり、飲食物が販売されます。手ぶらで出かけても、お花見を楽しむことが可能です。
夜には、しだれ桜などがライトアップされていますので、とても幻想的な雰囲気が味わえます。
このしだれ桜を見に行くための交通手段ですが、JR東海道線真鶴駅から徒歩で約5分ほどです。
駐車場がありませんので、公共交通機関を利用して下さい。
●三嶋神社のしだれ桜
こちらは伊勢原市善波にありますしだれ桜です。
ここには、鎌倉時代の武将である、善波太郎重氏の住居があったと言われ、神社の入り口には十数本のしだれ桜があります。
しだれ桜の見頃は4月上旬頃です。
高台にあるこの神社からは、江ノ島方面も一望できます。
このしだれ桜を見に行くための交通手段ですが、小田急線伊勢原駅からバスで約15分「坪ノ内」下車、徒歩約20分ほどです。
約10台停められる無料の駐車場があります。
●白泉寺のしだれ桜
こちらは秦野市横野にありますしだれ桜です。
白泉寺は江戸時代の初期に、蔵林寺4世により開かれました。
標高300m程度の高台にありますので、三浦半島や房総半島、相模湾を眺めることができます。
しだれ桜の見頃は3月下旬から4月上旬頃です。
亨保18年(1733年)鋳造の鐘や、恵心(えしん)作と伝えられる地蔵尊が保存されています。
※ 恵心(えしん)とは源信(げんしん)の通称で、平安時代中期の天台宗の僧。
このしだれ桜を見に行くための交通手段ですが、小田急線渋沢駅から「大倉行き」バスで約20分「大倉」下車、風の吊り橋を渡り徒歩約10分ほどです。
無料駐車場もあります。
■おわりに
しだれ桜を自家用車でも見に行ける場所はありますが、近隣の方たちの迷惑にならないようにしたいですね。
できれば、公共交通機関を利用して下さい。
この情報が皆さんのお役に立てたら幸いです。