仕事が夜遅くまで忙しかったり、
ゲームのし過ぎで夜更かしをしていたり、
毎晩遅くまでDVDを観ていたりして、
睡眠不足が続いている内に、何だか最近太ってきたような…
食生活はそんなに変わっていないのになぁ…
はい、睡眠不足になっていると、
どうやら太ってくるらしいです。
睡眠不足がどうして太ることにつながるのか、
ちょっと不思議な感じがしますよね。
それには、あることが関係していたんです。
その原因を簡単にご紹介します。
■その1~ホルモン
脂肪組織で作られるレプチンという物質があるのですが、
これが食欲を抑える働きのあるホルモンだと言われています。
この物質は、今からわずか10年ほど前に発見されました。
レプチンは、脳の満腹中枢に「満腹です」という
指令を出す働きがあるとされています。
アメリカでの研究によりますと、
睡眠不足(睡眠時間が短い)人の血中のレプチン量が、
そうでない人よりも15%程度低い数値だったそうです。
その逆に、食欲を高める物質であるグレリンが、
こちらは15%程度高い数値だったそうです。
ホルモンの影響で食べ過ぎてしまい、
結果的に太ってしまうようです。
■その2~代謝の低下
私達は睡眠中に成長ホルモンが分泌され、
これが代謝を促進して脂肪を分解してくれる
効果があると言われています。
睡眠不足の状態が続きますと、この成長ホルモンの
分泌量が減ってしまいます。
そのことで代謝が落ちてしまい、
太ってしまうようです。
念の為ですが、成長期でなくても、
成長ホルモンは分泌されています。
代謝を促進する以外に、体の傷ついた部分を
修復してくれるという作用もあります。
■その3~本能!?
睡眠不足が続くと、生命の危機を感じていると判断し、
人間にとっての危機である飢餓に備えるために
脂肪を蓄えようとしている、という説もあります。
そのため、食事量を減らしたり、運動をしたとしても、
体重が増えてしまうようになると考えられています。
■おわりに
確かに、夜遅くまで起きていると、
妙にお腹が空いたりしますよね。
それで、お菓子を食べたりラーメンを食べたり…
これでは体重が増えるはずです。
必要な睡眠は不足させることはなく、
しっかりととりたいですね。
皆さんのお役に立てたら幸いです。