食パンの人気が高まっていることに気付きましたか?
食パン専門のパン屋も存在し、一斤が1000円を越えるような高級パンも販売されています。
加えて、スーパーマーケットの魅力的な取引に惹かれ、ついつい食パンをたくさん買ってしまった経験はありませんか?
そんな時、食パンの冷凍保存がおすすめです。食パンは冷凍することでその風味を保ち、おおよそ2週間保存することが可能です。
美味しく食べるための冷凍法もご紹介しましょう。
◇冷凍保存による食パンの賞味期間と品質の保持
食パンを冷凍して保存すれば、その賞味期限は最大半年まで延ばすことが可能です。
ただし、パンの主要な成分であるデンプンは温度変化に敏感であり、美味しさや品質の最善状態を維持するためには、早めに食べることを推奨します。
すなわち、常温での保存では水分が失われやすく、カビが生えてしまう可能性が存在するため、賞味期限を問わず、早めに摂取することをお勧めします。
冷蔵庫での保管については、冷蔵スペースが乾燥しているため、パンから水分が抜けてしまい易い状態になります。
カビの繁殖は常温保存に比べて遅くなりますが、デンプンの変性によって風味や美味しさが低下する可能性があります。
◇パンは包装のまま冷凍すべきなのか?
我々の多くが、買った商品を包装したまま冷凍庫へ放り込むことが多いですよね。それは手軽で便利だからです。
私も買ったものをそのまま冷凍庫へ収納するというこの方法をよくとります。ですが、最近はちょっとした工夫をするようにしています。
パンを段ボール等から取り出し、それを一切れずつラップに巻くのです。そして包み終わったら、空気を入れないように注意しながら冷凍庫へと保存します。
その結果、驚くほど一般的な保存方法よりも冷凍に要する時間が短縮されたのです。
一つずつ個別に冷凍することで表面積が増えるため、早く冷凍できるのかもしれませんね。
この方法なら、味わいも早く保存でき、解凍から焼き上がりまで、パンの味を存分に楽しむことができました。
ちなみに、食パンだけでなく、無添加のカンパーニュやベーグルなどのシンプルなパンにも、この保存法は役立つと感じました。
さらに、冷凍庫の管理についても小さな秘訣があります。パンは温度変動が少ない冷凍庫の奥の方で保存することがおすすめです。
特に、冷凍庫の扉を頻繁に開け閉めする環境下にあるパンは、この管理方法が大切になってきます。
また、パンを焼く際は形をなるべく変形させられないようにすることで、熱が均一に伝わるようになります。
そして自分でスライスするときには、できるだけ同じ厚さにカットすることが重要です。
◯アルミホイルの効果で食パンの冷凍保存が革新的に!
アルミホイルは熱伝導性が高く、それにより食品の冷凍時間が短縮できます。
更に、包み材としても利点があります。それは水分の脱出を防ぐからです。 重要なのは、空気を遮断するようにしっかりと包むことですね。
また、冷蔵庫の他の匂いが移らないように、ラップやアルミホイルで包んだ後、ジッパーが付いた保存袋に入れて保存するとより良い結果が期待できます。
試してみて下さい!
◇冷凍食パンの楽しみ方とそのコツ
食パンが8枚から6枚までの薄さであれば、冷凍した状態でも問題なくトーストできます。
ただし、それ以上に厚い場合は、食パンをラップやアルミホイルで包み、前日から冷蔵庫に入れておくことをおすすめします。
これにより、パンの外側が焦げて中が冷たいままという状況を避けることができます。
さらに、別の解凍方法として、冷凍パンをラップに包み直し、600Wの電子レンジで約20秒加熱した上でトーストするのも一つの方法です。
そして、パンをトーストする際は、パンの表面についた氷を取り除いてから焼くことが重要です。
パンについたこの氷には冷凍庫からの微細な臭いが付いているため、これを取り除くことで、より美味しいパンが楽しめます。
パンがもう少し湿った感じが良いという場合は、焼く前にスプレーボトルで少し水を振りかけてからトーストすることを試してみてください。(ただし、スプレーボトルは清潔で、使用する水は新鮮であるべきです。)
また、パンが乾燥してしまうと感じるなら、焼いた後にパンを細かく刻んでクルトンにしたり、パン粉にしたり、フレンチトーストやパングラタンにアレンジするのも楽しみ方の一つです。
◇まとめ
以下に、主なポイントを改めて強調します。
食パンの冷凍保存は可能です!
だけど、初めて購入したときの美味しさを維持したまま楽しみたいなら、2週間から1ヶ月以内に食べることを推奨します。
冷凍にする際には、面倒くさがらずに、食パンを1つずつ取り出してラップやアルミホイルで包み、それから冷凍しましょう。
冷蔵庫の扉を何度も開け閉めしなければならない場合は、温度変化が少ない冷蔵庫の奥深くに保存することをお勧めします。
朝食に冷凍パンを計画しているなら、前夜に冷蔵庫に移しておき、朝には食べやすい状態にしておくことが良いです。
すぐに食べたいときは、600Wの電子レンジで20~30秒加熱すればOKです。
焼く前には、パンの表面の霜を取り除き、焼くことが最良です!
パンが乾燥してしまうのが気になるのであれば、スプレーボトルで清潔な水を吹き掛け、焼く前にパンを湿らせてから焼くと、ふわふわと柔らかな仕上がりになります。
それでもまだ心配なら、クルトンやパン粉、フレンチトースト、パングラタンなどに作り替えて、最後の一切れまで美味しくいただきましょう。