普段からよく使うボールペンが、いきなり書けなくなることってありますよね。
特に急いでいるときに限って、こんなトラブルに見舞われがちです。
でも、そもそもなぜボールペンは書けなくなるのでしょう?そして、そんなときに役立つ対処法はあるのでしょうか?
この記事では、書けなくなってしまったボールペンを、どうにかして再利用する方法をご紹介します。
◇ボールペンのインクが出ない時の解決策
なぜボールペンは時にうまく書けなくなるのでしょうか?
その理由は一つではありませんし、それに応じた対処法もさまざまです。
書けなくなった時にまず試すべきは、問題の原因を見つけ出すこと。
その手がかりとなるのが、ボールペンがどのようにして滑らかに書きことができるのかを理解することです。
インクが出なくなるのは、この基本的な機能に何らかの障害が生じているから。
◇ボールペンが書けなくなる主な原因
ボールペンが突然書けなくなったとき、まずチェックすべきはインクが残っているかどうかです。
日々使っていると、気づかないうちにインクがなくなってしまうものです。
インクがすっかりなくなれば、もちろんペンは使えません。その場合、リフィルの交換や新しいペンの購入が必要になります。
ただ、インクが残っていてもペンが書けない場合は、別の問題が考えられます。
●書けなくなる主な理由
ペンを使う際に先端を上に向けたりすると、ペンのボール周りに空気が入り込み、インクの流れが止まってしまうことがあります。
ボールペンを落としたりぶつけたりして、ペン先にダメージが生じると、インクの流れが滞ります。また、ペンを不適切に使用した結果、ペン先が損傷することもあります。
長期間ボールペンを使用していないと、インク内の溶剤が蒸発してインクが固まってしまい、書きづらくなります。
◇インクが出ないボールペンの直し方
ボールペンからインクが出なくなったときに試すことができる対処法を、具体的なケース別にご紹介します。
◯インクの流れを妨げる空気の混入
ペン先にインクが届かない、空気の混入が原因の場合、次の手順で解決できます。
◯ペン先のダメージ
ボールペンの先端部分は非常に繊細で、傷がついているかどうか外見から判断するのは難しいです。
ペン先が完全に壊れてしまっている場合は、新しいペンを購入する以外に選択肢はありません。
ただし、ペン先の滑りが悪いだけなら、復旧させることが可能です。
ペン先を温かいお湯に数分間つけてから、水気をよく拭き取り、ティッシュなどで試し書きをしてみてください。
これで改善されることがあります。
ペン先をライターで加熱する方法もありますが、過度に熱するとペン先が損傷する恐れがあるため、お湯を使う方が安全でしょう。
◯インクが固まってしまった時
時間が経つにつれてインクが乾燥してしまうことがありますが、その際は新しいリフィルを購入して交換するのが一番の解決法です。
ただ、もし現在のリフィルをなんとか活用したい場合は、ペンの先端を温かいお湯に数分間浸してみましょう。
この方法で、乾燥したインクを柔らかくして、再度スムーズに書けるようになる可能性があります。
◇まとめ
ボールペンがうまく書けないときは、ペン先に紙の繊維が詰まっているかもしれません。
その場合、ペン先を優しく掃除するだけで、以前のようにスムーズに書けるようになることがあります。
ただし、ペン先を温める方法を試す際は注意が必要です。
特にライターで直接加熱すると、ペン先を損傷させてしまう恐れがあるため、安全性の高い温かいお湯を使うことをおすすめします。
もし高価なボールペンでトラブルが発生した場合は、購入したお店に修理やメンテナンスの相談をするのも良いでしょう。