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カメムシの匂い、その持続期間と解消法、そして存在しないのに感じるその理由

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カメムシ独自の匂いに頭を抱えていませんか?カメムシの匂いが強く、なかなか消えないのは、その成分が原因となっています。

しかし、その特性を理解して適切に対処することで、匂いを早い段階でなくすことも可能です。

ご安心ください。

この記事では、カメムシの匂いがどれぐらい持続するのか、その解消方法、そして実際にカメムシが居ないのに匂いを感じる理由について詳しくご説明します。

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■カメムシの匂いはどれぐらい持続するのでしょうか?

カメムシから発生する匂いは、一般的に一週間程度持続すると考えられています。

これは何の対策も施していない状態の場合です。

もし匂いがついた瞬間に快速で清掃を行えば、それほど問題はありません。

カメムシが放つ匂いの主成分は、「トランス2ヘキセナール」という化合物です。

このトランス2ヘキセナールには、

・ヘキサナール
・オクテナール
・デセナール

という3つの成分が含まれており、これら全部がアルデヒド化合物で、カメムシの特有の匂いを生み出しています。

これらの成分が持つ「油溶性」と「揮発性」が、カメムシの匂いがなかなか除去できない原因となっています。

■カメムシの臭いを手から完全に消す方法

カメムシの独特な臭いが手に残ってしまったとき、有効な対策を一つお教えします。

まずは手を洗うことが基本ですが、それだけではなく、事前に特別な準備をすることで臭いをより効果的に減らすことができます。

その準備とはアルコール消毒液やクレンジングを適量、手に塗り込むことです。

カメムシの臭気は油性の成分を主体としており、油に溶けやすい性質があるためです。

この方法なら、先に手に油を塗ることで臭いを浮かせてから洗うことで、知らないうちに臭いが消えます。

しかし、手を洗う際には下記の3つのポイントに気をつけてください。

・できるだけ丁寧に洗う
・何度も洗い続ける
・石鹸を活用する

臭いを速やかに取り除きたいのであれば、手を何度も丁寧に洗いましょう。

また、水だけではよくありません。石鹸を使うことはもう一つの重要な注意点です。

●カメムシ臭漂う部屋をすっきりとさせる方法

カメムシが部屋にいなくても、その臭いがなんとなくしたままだと感じること、ありますよね。

それは、カメムシが出す液体が、何かの物体に付着している可能性があるからです。

そんな時のために、部屋のカメムシ臭を消すアイデアをいくつか提供します。

・消臭スプレーを効果的に使う
・柑橘系のスプレーも活用する
・臭いの源を見つけて取り除く

では、それぞれ詳しく見ていきましょう。

●消臭製品の活用

ファブリーズやリセッシュのような消臭製品を使用すると、一定の時間、臭いを抑制する効果が期待できます。

カメムシ独特の不快な臭いを和らげたいのなら、これらの製品で臭いをマスキングしてみてはいかがでしょうか。

ただし、この効果は一時的なものであり、時間が経つとカメムシの臭いが再び広がってしまいます。

なので、一時的に臭いを抑える手段としてこれらの製品を活用するのがおすすめです。

●柑橘系製品の選択

既述の通り、一般的な消臭製品の効果は一時的です。しかし、柑橘系の製品を使うと効果が長持ちします。

これは、オレンジなどの柑橘類に含まれる「リモネン」という成分が作用しているからです。

リモネンは油性の物質と混ざり易く、油分の多いカメムシの臭いには特に適しているでしょう。

さらに、カメムシは柑橘系の香りを避ける傾向があるため、利用することで忌避効果も期待できます。

もし手元に柑橘系製品があるなら、ぜひ試してみてください。

●臭いの原因排除

それでも、本当の解決策は臭いの源を取り除くことです。

カーテンやソファ、床など、カメムシの臭いが残りやすい部分を特定しましょう。

一旦その場所を見つけたら、中性洗剤で水拭きすることで臭いを消すことが可能です。

カーテンや衣類については、全てを洗濯することも有効な解決策の一つです。

臭いの根本原因を特定し、その部分を丁寧に清掃することで、より確実な臭い対策が可能となります。

以上の方法を試して、住居の快適さを取り戻しましょう。

■カメムシの臭いとパクチーの香りはどう違うのか?

一般的に、カメムシの臭いがパクチーの香りに似ていると言われます。

特有のアロマが魅力とされるパクチーは多くの人が好むハーブです。

しかしながら、「カメムシハーブ」なんて呼ばれることもあるんですよ。

この匂いの源は、カメムシが放出するトランス2ヘキセナールという化学物質。

この成分に含まれるアルデヒド類は、パクチーの苗にも確認されており、ここから似ているとされる見解が生まれるわけです。

●なぜカメムシがいなくても妙な臭いがするのか?

以前、カメムシが分泌する液体が部屋に残ると不快な臭いがする、という話を思い出しましょう。

また、カメムシの体臭の源となる「青葉アルデヒド」という成分は、リンゴやバナナといった一般的なフルーツにも含まれています。

これは広く植物の葉などにも存在するため、「普通の香り」に位置づけてもよいでしょう。

しかしながら、カメムシが放出する香りには青葉アルデヒドが集中しているため、その臭いは非常に不快と感じられるのです。

これがカメムシの臭いが似ている理由と、その発生源についての示唆かもしれません。

■まとめ

カメムシから出る邪魔な臭いは、放置するとおおよそ一週間も続くことがあります。

だけど、適切な方法で対処すれば、この臭いをすぐに消すことが可能です。

特に、手に臭いがついてしまった際には、カメムシの臭い成分が親油性であることを利用しましょう。

始めに消毒用アルコールで手をきれいにした後で、石鹸で洗いましょう。

また、部屋に残ったカメムシの臭いをなくす最適な方法は、その臭いの発生源を探し出すことです。

すでに発生源がわかっているなら、普通のキッチン用洗剤で臭いを取り除くことができます。

しかし、発生源が特定できない場合でも、一時的な対策として消臭スプレーの使用を推奨します。

なかでも、柑橘系のスプレーは臭い消しに加えて、カメムシの侵入を防止する効果もあるとされています。

カメムシの臭いはパクチーに似ているともいわれます。

これは、パクチーの苗にも存在する成分トランス2ヘキセナールとカメムシの臭い成分が同じだからです。

カメムシの特性を理解し、その臭いを取るための方法を探求しましょう。

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