秋はきのこが一番おいしいシーズンです。
この時期のきのこは他の季節に比べて栄養価が高いため、積極的に食べることをおすすめします。
特になめこは、日本全国で親しまれており、供給も安定しています。
この記事では次のような内容を詳しく解説します。
・旬のなめこをおいしく楽しむ方法
・なめこの正しい保存方法
これらの情報を参考に、なめこを活用した様々な料理に挑戦してみてください。
◇副菜としてのなめこの活用
なめこはみそ汁の具だけではなく、副菜や主菜としても大活躍!新しい食べ方を試してみましょう。
◯なめこの下処理
なめこを使う前に、熱湯で軽く茹でる準備をします。
沸騰した適量の水になめこを入れ、短時間火を通します。
すぐに水を切ります。
◯なめこのめんつゆ炒め
新鮮な株なめこを手に入れたら、一度茹でた後、フライパンでサラダ油を熱して炒めてみましょう。
めんつゆで味付けをし、味の調整をしながら炒めます。最後に刻んだ青ネギを加えると、風味が増します。
◯なめことほうれん草のごま和え
ほうれん草は冬になると旬を迎え、栄養が豊富になります。
なめことの組み合わせは抜群です。
なめこを洗い、軽く茹でます。
ほうれん草も茹でて冷水にさらし、水気をしっかり絞った後、適当な長さに切ります。
ドレッシングは砂糖、すりごま、醤油を混ぜて作ります。
このドレッシングでなめことほうれん草を和えると完成です。
◯なめこの大根みぞれ和え
大根は冬になると旬を迎えます。
みぞれ和えは温かくても冷たくても楽しめますが、ここでは温かい方を紹介します。
鍋で水を沸かし、なめこを約30秒茹でて水切りします。
水気を切ったなめこをボウルに移し、めんつゆで和えて粗熱を取ります。
大根を皮を剥いてすり下ろし、余分な水分を切った後、なめこと混ぜて器に盛り付け、さらにめんつゆをかけて完成です。
◇秋の味覚を彩る株なめこの魅力
通年で手に入る真空パックのなめことは異なり、株なめこは秋が旬です。
他のきのこ類とは一線を画す独特の食感があり、非常に美味しいため、この季節に是非試してみる価値があります。
◯株なめこの正しい扱い方
パッケージから取り出した株なめこは、できるだけ縦に保ちつつ、3~4つに大きく分割します。
笠部分にべたつきがあるので、扱う際は慎重に動かさないようにしてください。
石づき部分は、手間がかかる部分ですが、大胆に切り落とすことがポイントです。
茹でる際は、株なめこをお湯で1分30秒茹でた後、ザルで湯切りをし、冷水で素早く洗い流します。
特有のぬめりは完全には消えませんが、袋入りなめこに比べれば少ないです。
炒め物やスープの具としても使えるので、お好みに合わせて様々な料理に挑戦してみてください。
◇なめこの保存方法
なめこは水分が多く、鮮度が落ちやすい食材ですが、適切な処理と保存方法によって長持ちさせることが可能です。
◯保存のための下処理
きのこ類は風味を保つために、基本的には洗わずに保存することが推奨されています。
株なめこを保存する際は、石づきを取り除いた後、風味が損なわれないように、保存袋に入れて冷凍します。
空気に触れないようにすることが、風味を保持する秘訣です。
◯冷蔵での保存
なめこは風味が早く損なわれるため、冷蔵保存は適していません。
パッケージされたなめこは未開封なら約1週間保存できますが、開封後は3日以内に使い切ることが推奨されます。
特に株なめこは未開封でも3日で風味が劣化しやすいので、注意が必要です。
すぐに食べる予定がない場合は冷凍保存が望ましいです。
◯冷凍保存方法
未開封のパッケージなめこは、そのまま冷凍庫に入れても大丈夫です。開封後は、なめこを冷凍用の保存袋に移して薄く広げ、冷凍します。金属製のバットを使うと冷凍が速くなり、風味が長持ちします。通常、最長で1ヵ月間冷凍保存可能です。
石づきを除いて分割した株なめこも、冷凍用の保存袋に入れて金属製のバットに広げて保存すると良いです。この方法で冷凍すると、速度が上がり風味が保たれやすくなります。保存期間は1ヵ月です。
◇まとめ
この記事の要点は以下の通りです。
・なめこは調理前に熱湯で下処理する必要があります。
・なめこはスープの具だけでなく、副菜や主菜としても使えます。
・なめこは水分が多く、賞味期限が短いため、適切に冷蔵または冷凍する必要があります。
・きのこ類は風味を保つために洗わずに保存することが一般的です。
・袋入りなめこは未開封で1週間、開封後は3日以内に消費するのが理想的です。
・株なめこも未開封であれば3日以内に使用することが望ましいです。
・冷凍すると、なめこは約1ヵ月間保存が可能です。