「ネジが硬くて動かない」「ネジは左に回すと緩むの？」と悩むことは珍しくありません。
特に小さなネジでは、どのように対応すべきか迷ってしまうこともあるでしょう。
ドライバーを無理に使って力を加えると、ネジの頭が傷つき、最悪の場合取り外せなくなることもあります。
この記事では、硬いネジを緩める方法や、小さいネジを扱う際のコツ、ネジを緩める正しい方向などを詳しくご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
■頑固なネジの緩め方：効果的なテクニック紹介
硬いネジの緩め方に困ったことはありませんか？
この記事では、頑固なネジに対処するための便利なテクニックを紹介します。
●ネジを温めて冷却する方法
ネジを柔らかくする方法の一つとして、ネジとその周りをガスバーナーやアイロンで温める手法があります。
加熱することでネジとその周辺が膨張し、その後冷却することで収縮して隙間ができ、ネジが緩みやすくなります。
緩める際は、ドライバーをしっかりと垂直に押し当てることが大切です。
ただし、火傷や火事の危険には注意が必要です。
●輪ゴムを使った方法
緩まないネジに対しては、輪ゴムを活用する方法も有効です。
ネジの頭に幅広のゴムを乗せ、ドライバーを強く押しながら回すと、滑りにくくなります。
特に、溝が摩耗してしまったネジには効果的です。
輪ゴムは一般家庭にもよくあるものなので、すぐに試すことができます。
●潤滑剤を使ったネジの緩め方
ネジが固くなる一因として、錆があげられます。
そのような場合、潤滑剤を固いネジの周囲にスプレーし、約15分間待つことで、ネジが緩みやすくなります。
ただし、ネジの頭に潤滑油が直接かかると滑りやすくなるため、周囲にだけ塗布するのが重要です。
この潤滑剤は、ホームセンターや100円ショップで容易に購入できます。
自転車のメンテナンスや鍵穴にも使える万能アイテムです。
■小さいネジを緩める際のポイント
小さなネジが固い場合は、ネジに合った正確なサイズのドライバーを選ぶことが大切です。
サイズが合わないドライバーを使用すると、ネジの溝を傷つけ、取り外しが難しくなる恐れがあります。
サイズが合っていても緩まない場合は、摩擦力を増す摩擦増強剤を試してみましょう。
これらはホームセンターで入手可能です。
また、潤滑剤をネジ周りに塗って緩める方法も効果的です。
それでもネジが緩まない時は、ロッキングプライヤーの使用がおすすめです。
これは100円ショップで手に入り、通常のペンチよりも強力にネジを固定でき、ロック機能もついて便利です。
■ネジを緩めるときの正しい回転方向
ネジをどちらに回せばいいのか迷うこともあるでしょう。
ネジを緩める基本的な方向を知っておくと便利です。
●一般的なネジの緩め方と覚え方
多くのネジは、左に回すと緩み、右に回すと締まります。
どちらに回せばよいか迷った時は、日常的に使うペットボトルの蓋を思い出してください。
ペットボトルの蓋は左に回すと開くのです。
これを覚えておけば、「ペットボトルの蓋は左に回すと開く」と同じように、ネジも左に回して緩めることができます。
右利きの人が多い日本では、左に回して緩むネジが一般的です。
●右に回して緩むネジの特例
逆に、右に回すと緩む特殊なネジ（逆ネジや左ネジ）も存在します。
これらは、回転しても緩まないように設計されているためです。
例えば、扇風機や自転車の部品にはこのタイプのネジが使われています。
扇風機の羽根を固定するネジは逆ネジで、回転によってネジが緩まないようになっています。
ガスバーナーの酸素ボンベや芝刈り機にも、同様の逆ネジが用いられています。
●右ネジと左ネジの見分け方
工作や修理の際、ネジが右ネジなのか左ネジなのかを見分けられると非常に役立ちます。
ネジを垂直に立ててみて、ネジの巻きが右上に向かっている場合は「右ネジ」、右下に向かっている場合は「左ネジ」と判断できます。
この方法でネジを見分け、取り付けや取り外しの際に活用してみてください。
外す前は判断が難しいかもしれませんが、外した後なら確認できます。
■まとめ
本記事では、ネジを緩める際の様々なコツや正しい回転方向について説明しました。
ネジを緩める時は、ドライバーをしっかりと垂直に押し付けて回すことが肝心です。
また、ネジを温める方法や、輪ゴムを使うテクニック、潤滑スプレーを活用する方法も有効です。
これらの方法で困った時は、ホームセンターや100円ショップで必要な道具を購入して試してみることをお勧めします。
