結婚式を特別な日に行いたいと考える人は多いでしょう。
自分たちにとって重要でなくても、家族や親族の中には吉日を大切にする人もいます。
日本では、吉日として「大安」が有名ですが、「天赦日」という更に縁起の良い日も存在します。
天赦日はカレンダー上で特に吉とされる日で、そんな日に結婚式を挙げれば、幸せなスタートが切れるでしょう。
今回は、天赦日に結婚式を挙げる際のポイントについて解説します。
■天赦日での結婚式、その縁起は？
全てが順調に進むと言われ、新たな挑戦に最も適した日です。
新しい人生のスタートとなる結婚式には特におすすめです。
天赦日に結婚式を挙げるのは、とても良い兆しとされています。
ただし、天赦日は年に5〜6日しかなく、非常に貴重です。
また、平日に当たることもあり、ゲストの都合が合わないことも考えられます。
そのため、天赦日に結婚式を挙げたい場合は、早めに日程を確認し予約することが大切です。
■結婚式の日程決定時の重要ポイントと留意すべきこと
以下のポイントを考えながら日程を選ぶことをおすすめします。
●季節について
結婚式の日程選びで好まれるのは春と秋の季節です。
この時期は天候が穏やかで、極端な暑さや寒さが少ないため、ゲストにとっても快適です。
晴れの日が多く、屋外での式も計画しやすいです。
一方で、夏の暑さや冬の寒さは人気が低い時期です。
6月の結婚式（ジューンブライド）は女性に人気ですが、日本では梅雨時期に当たり、不安定な天候のため、費用が高くなる傾向があります。
●曜日選び
結婚式には土曜日が人気の曜日です。
次の日が日曜日で休みの人が多いため、土曜日に式を挙げるカップルが多いです。
ただし、職場によっては週末が出勤日で平日が休みの場合もあり、状況に応じて平日に式を行う選択もあります。
●吉日の選定
六曜を重視しない人が増えている中、結婚式を吉日に限定する必要はなくなっています。
結婚式を必ず吉日に行うという決まりはないものの、特に親世代や年配の方々の間では、六曜や他の日の吉凶を元に結婚式の日程を決めることが一般的です。
■天赦日と凶日が重なる際の結婚式対応法
天赦日は、吉凶を示す日本の伝統占い、暦注の中の一つです。
特に六曜は日本で広く知られており、「大安に結婚式を行う」「友引の日の葬儀は避ける」といった慣習があります。
冠婚葬祭の日取りを決める際、六曜をはじめとする暦注が用いられることが多いですが、暦注には六曜以外にも暦注下段や十二直、九星など様々な種類が存在します。
異なる暦注によっては、六曜の大安（吉日）と選日の不成就日（凶日）が重なることがあります。
このような場合、大安の吉効果が不成就日の影響で減少するとされています。
しかし、天赦日は他の暦注の影響を受けず、凶日が重なってもその吉効果は変わらないため、結婚式を行っても問題ありません。
結婚式の日取りには、できるだけ吉日を選ぶことが望ましいです。
■天赦日以外の結婚式に適した吉日はどれか？
●大安
大安は六曜の中で最も吉効果の高い日とされ、この日は何を始めても成功すると言われています。
「大いに安し」という意味があり、月に約5〜6日程度存在します。
結婚式の日取りとしては理想的ですが、日本では大安が特に人気なため、早期予約が必要です。
●一粒万倍日
一粒万倍日は、一粒の籾が万倍に増えることを意味する選日の一つです。
この日に始めたことが将来的に大きな成果をもたらすとされ、結婚や入籍に適しています。
月に5〜6日程度あり、大安や天赦日と異なる暦注であるため、日程が重なることもあります。
●母倉日
母倉日は天赦日と同じ暦注下段に属し、天が人々を慈しみ育てる日とされます。
万事に吉とされるこの日は、特に結婚や入籍、結納などの婚礼関連に適した日とされています。
■結婚式に不向きな不吉な日について
●仏滅
六曜の中でも、仏滅は特に不吉とされています。
この日は「仏も滅するほどの悪い日」とされ、結婚や入籍などのお祝いごとには避けた方が良いと言われてきました。
しかし、最近は仏滅を「物滅」と捉え、全てが終わり新しいスタートに適した日として考える人が増えています。
●不成就日
選日の中の一つである不成就日は、名前の通り何も成就しないとされる日です。
天赦日と同日にあっても影響しませんが、大安や一粒万倍日などの吉日と重なると、その良い影響が半減すると言われています。
■天赦日の良い点
天赦日は神々がすべてを許す日とされ、万事が吉とされます。
新しいスタートに最適なこの日は、結婚式や入籍の他、新規事業の開業、店舗のオープン、独立、引っ越し、建築などにも適しています。
金銭に関わる行動も吉とされるため、財布や宝くじの購入、投資の開始、銀行口座の開設も良いとされます。
また、喧嘩の仲裁や和解にも良い影響があるとされています。
■まとめ
天赦日は暦上で最も吉とされる日で、結婚式には非常に適しています。
他の凶日の影響を受けない天赦日は、仏滅や不成就日などの不吉な日を気にする必要がないため、特に縁起を担ぎたい場合は、希望する時期に天赦日があるかを確認することをおすすめします。
