市場で見かける小指サイズで葉がついたままの新鮮な生姜、それが葉付き生姜です。
この生姜は爽やかな香りが特徴で、味噌や甘酢と組み合わせて、様々な料理に使えます。
この記事では、
・葉付き生姜の選び方は?
・葉付き生姜の保存方法は?
という点について詳しくご紹介します。葉付き生姜ファン必見の内容です!
◇葉付き生姜入門
葉付き生姜の基礎知識をお届けします。
◯葉付き生姜って何?
葉付き生姜は、根が小指大に成長した時点で葉をつけたまま収穫される生姜のこと。
この生姜はジューシーであまり辛くなく、生でも美味しく食べられます。
よく甘酢漬けにされますが、「三州生姜」や「金時生姜」といった種類があり、特に「谷中生姜」と呼ばれる東京都台東区の谷中地域で取れる生姜が有名です。
◯どこで栽培されている?旬は?
葉付き生姜は特に静岡県で多く栽培されており、5月から9月が旬です。
◯味わいと香り
葉付き生姜の根は柔らかくて食べやすく、普通の生姜よりも辛くありません。
新鮮な香りと風味が魅力で、生でそのまま味わうことができます。
芽の付け根が赤いものは特に良質とされています。
◇葉付き生姜の辛みを抑える下処理方法
生姜を使う際、その特有の辛さが気になる方も多いでしょう。
ここでは、葉付き生姜の辛みを和らげる方法と、基本的な前処理についてご紹介します。
◯生姜全般と葉付き生姜の辛みの違い
葉付き生姜は、普通の根生姜に比べて辛さがマイルドです。
◯皮剥きのポイント
辛みを軽減するためには、薄皮を剥くことが有効です。
◯水につける方法
もし辛みが気になる場合は、水に数時間浸すことをお勧めします。
◯甘酢漬けで味わう
葉付き生姜を使ったポピュラーな食べ方は甘酢漬けです。
甘酢に漬けることで、見た目も鮮やかになり、辛みが和らぎます。
簡単な方法は、葉を少し残して下茹でした後、甘酢に1~2日漬け込むだけ。
◯前処理の基本ステップ
1. 葉は15cm程度残して切り落とします。
2. 根部は一つずつ手で分けます。
3. 包丁の刃先を使って、根の外側の薄皮をむきます。
◯アク抜きの方法
下処理した葉付き生姜を熱湯に30秒ほど浸すと、アクが抜けて辛みが減ります。
この手順により、葉付き生姜の辛みをさらに軽減させることができます。
◇葉付き生姜を美味しく食べる方法と保存のコツ
葉付き生姜を最大限に楽しむための美味しい食べ方と、長く保存するための方法についてご紹介します。
◯葉付き生姜の選び方
葉付き生姜を選ぶ時は、「根が小さめで、色が白いこと」「葉が緑色でみずみずしいこと」に注目してください。
土がついている場合はよく洗い、皮を剥いてから食べると良いでしょう。
◯味付けの提案
生で食べる場合は、味噌をつけてキュウリ風に楽しむのがオススメです。
◯肉巻きレシピ
葉付き生姜を豚バラ肉で巻いて、魚焼きグリルで焼くと、ご飯のおかずにも、お酒のつまみにもなる美味しい一品になります。
茎の緑色部分を10~15cm残して巻きつけるのがポイントです。
◯天ぷらで楽しむ
葉付き生姜の天ぷらは、外はカリカリ、中は柔らかくて美味しいです。
茎部を5~10cm残して衣をつけ、170~180℃で揚げ、最後に塩を振ると味が引き立ちます。
◯保存する際の注意点
葉付き生姜は比較的早く傷みやすいので、できるだけ早く食べることが推奨されます。
しかし、すぐには食べられない場合は、キッチンペーパーで湿らせて包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫で保管すると良いでしょう。
これで乾燥を防ぎ、少し長く保存することができます。
◇まとめ
この記事で紹介した内容をまとめると、
葉付き生姜は、生姜の根が小指大に成長した段階で葉を付けたまま収穫される種類です。
この生姜は、水分を豊富に含み、辛さが比較的控えめなため、生で食べることができ、多くの場合は甘酢に漬けて味わいます。
特に、「三州生姜」や「金時生姜」などの種類があり、「谷中生姜」のように東京都台東区の谷中で採れる生姜は特に有名です。
葉付き生姜を選ぶベストな時期は5月から9月です。
選ぶときは、小さくて白い根部と、みずみずしい緑色の葉を持つものが良いとされています。
また、葉付き生姜は乾燥に弱いので、保存する際には湿らせたキッチンペーパーで包んでポリ袋に入れ、冷蔵庫で保管する方法がおすすめです。