もうすぐ職場で送別会が開かれる予定です。
たとえば、苦手な人物の送別会には参加したくないと思うこともあるでしょう。
そんな時、どうやって参加を断るのがベストなのでしょうか?
また、参加しない場合にも費用を支払う必要があるのでしょうか?
この記事では、送別会を上手に辞退する方法についてご紹介します。
◇参加を避けたい送別会への対応策
送別会は、本来はその人への感謝を示し、新たなスタートを祝う場です。
けれども、職場にはいろいろな人がいて、必ずしも全員に同じように感謝を示せるわけではありません。
例えば、あまり良い関係ではない上司に、「お疲れ様でした。これまでありがとうございました」と心から言うことができるでしょうか?
実際には、その人とこれから会わなくなることがほっとするかもしれません。
でも、社会人としては、礼儀をわきまえた行動が求められます。
できれば、「その日は他の予定があり、参加できない」という理由で遠慮することが望ましいです。
では、どのような表現を使って辞退するのが適切なのでしょうか?
◇送別会を辞退する時の上手な伝え方
職場のイベントや送別会を辞退する際、納得してもらえるような説得力のある理由を用意することが必要です。
直接的に「その人の送別会には参加したくない」と表明すると、職場の雰囲気によっては不快に思われたり、圧力を感じてしまうことがあります。
「みんなが頑張って参加しているのに、どうしてあなただけが…」という雰囲気になりがちですね。
特に、社内での立場が社長や役員ではない一般社員や非正規雇用者の場合、集団の意向に沿うことが多くなります。
そういう時、どうやって上手に送別会を欠席できるでしょうか?
納得させることができる理由を見つけることがカギになります。
◯家庭の状況を理由にする
家庭の事情を持ち出すことは、職場のイベントや送別会を辞退する際に説得力のある理由となり得ます。
・高齢の親の世話があり、仕事後はすぐに帰宅する必要がある。
・配偶者がけがをしており、世話が必要であるため、速やかに帰宅する必要がある。
ここで大切なのは、実際の状況が想像以上に大変であることを伝えることです。
ただし、虚偽の情報はトラブルの原因になるため、避けるべきです。
少し大げさに話す程度ならば問題ありませんが、嘘をついてしまうと後で困ることになります。
病気やけがに関する説明は、都度内容が変わらないように一貫性を持たせることが重要です。
◯家庭の行事を優先させる
家庭や親族間で大切なイベントがある場合、それを辞退理由に挙げることは適当です。
このような事情は、家族のプライバシーに関わるため、同僚には伝わりにくいものです。
簡単に「実は家族の行事があり、参加が難しいんだ」と伝えると、理解と共感を得やすく、「大変だね」という反応がもらえることでしょう。
・毎年恒例の実家での家族集まりがある
・親族の結婚式や大切な行事が控えている
ただし、「家族の事なら日程を調整できるのでは?」と受け取られる可能性もあるので、その点は慎重に。
大事なのは、家庭のイベントは簡単には動かせないということを明確にすることです。
職場の人たちは、あなたの家族構成や事情を詳しくは知りませんから、それを理由にすると納得してもらいやすいです。
過去に家族行事を欠席したことで問題が起こったような話をすると、送別会を欠席する合理的な理由として説得力を増します。
結果として、不可抗力で参加できないことを理解してもらえるのが理想的です。
◇送別会不参加時の会費問題
送別会への不参加が決まっても、会費の払い方については悩むことがあります。
特に、送別される人と何かしらのつながりがある場合、会費を払わないわけにはいかないと感じることでしょう。
「申し訳ないけれど、会費だけは払わせてもらうね」という態度を示すと、良いでしょう。
そうすれば、不参加でも良心が痛まないと考えることができます。
既に会費が定額で設定されている場合、調整は難しいかもしれませんが、参加人数に応じて費用が変動するなら、会費が免除される場合もあります。
記念品の購入など、費用がかかる場合は、その分はしっかりと支払う必要があります。
◇まとめ
この記事では、送別会への参加をスムーズに断る方法を中心にご紹介しました。
会費の支払いは通常、幹事の指示に従いますが、根本的には送別会自体を避けることが理想的です。
本当に心から見送りたい人の送別会であれば、こんな問題は起こらないはずです。
もし何が何でも送別会を回避したいと思うなら、この記事で紹介した方法をぜひ試してみてください。