多くの方がお正月になると神社へ初詣に行くと思います。
その年の健康と幸福を願いお参りしますが、どのように参拝するのかって、意外と知らないものですよね。
そこでこの記事では、神社へ初詣に行った時に行う参拝の仕方についてご紹介します。
■初詣で行う参拝の仕方
まず、鳥居をくぐる前に会釈をしてから境内に入ります。
参道では、真ん中を通らず端を歩きます。
中心は神様が通る道とされていますので、避けます。
次に、手水舎(ちょうずや、てみずや)で、両手を清めて、口をすすぎます。
◯清め方
1.右手で柄杓(ひしゃく)を持ち左手を清める
2.柄杓を左手に持ち替えて右手を清める
3.もう一度柄杓を右手に持ち替えて、左の手のひらに水を受けて、
その水を口に含んですすぎます。
口をすすぐ時に、直接柄杓に口をつけません。
4.左手にもう一度水をかけます。
5.柄杓を立てにして柄の部分に水を流し、
伏せて元の位置に置きます。
それから、拝殿の前に進みます。
◯参拝の仕方
1.賽銭箱にお賽銭を入れます。
2.鈴を鳴らします。
3.深いお辞儀を2回します。
4.胸の前で2回の拍手をします。
5.願い事などを心の中で念じます。
(混雑している時は手短に)
6.深いお辞儀を1回します。
※お賽銭を投げることはせず、そっと置くように入れます。
(受け取る側の気持ちになると分かりますよね ^^)
参拝を終えたら、参道の端を通り戻ります。
鳥居をくぐる時に振り返って会釈をしてから境内を出ます。
■なぜ初詣をするのか
初詣とは、お正月に初めて神社に参拝して、その年の健康と幸福などを願うことを言います。
さて、その由来ですが、2つの説があるようです。
1つめは、年籠りという慣習で、その土地の氏神様を祀った神社に、大晦日から元旦にかけて籠もったり、神社の前で夜を明かしたというもの。
もう1つは、恵方詣(えほうもうで)です。
歳神様のいらっしゃる方角にある神社にお参りするというもの。
恵方とは、縁起の良い方角で、その年の干支によって決まります。
■おわりに
参拝する時の一連の流れを覚えてしまえば、それほど難しくないと思います。
これらを身につけておきますと、格好がつかない感じはなくなるのではないかと思います。
それから願い事ですが、これからお願いしますと念じるよりも、もう既に叶っているという感じで念じる方が良いようです。