メガネの鼻パッドの緑色の変色や黄ばみの汚れは、一目でわかるほど目立ちます。
この緑色の変色は錆の一種で、黄ばみは素材の変色が原因です。
しかし、汚れがついても、すぐに諦める必要はありません。
中性洗剤を使って清潔にし、定期的なお手入れをすることで、汚れを再発させないようにすることができます。
この記事では、メガネの鼻パッドに付いた皮脂の汚れの取り方について、詳しくご説明します。
◇メガネの鼻パッドのお手入れ方法
まずは、以下のアイテムをご用意ください。
・中性洗剤
・吸水性の高い布かペーパータオル
それでは、お手入れの手順をご紹介します。
2. 次に適量の中性洗剤を用います。
3. 鼻当て部分を柔らかくこすり洗いします。
4. 綿棒や歯ブラシで細かい部分も洗います。
5. 最終的に水分を拭き取ります。
この方法はとても簡単で、鼻パッドを清潔に保つのに効果的です。
お手入れの際には、常温の水を使用することをお勧めします。
熱い水はレンズのコーティングにダメージを与えることがあります。
また、メガネを守るために中性洗剤の使用を心がけてください。
他の洗剤の使用は、メガネを傷める可能性がありますが、化粧品の汚れがある場合はクレンジング剤の使用も選択できます。
ただし、その際にはレンズに付かないよう注意してください。
狭い場所のお手入れには、綿棒や歯ブラシを使いますが、強く押しすぎないようにしてください。
鼻パッドを支えている部分は壊れやすいので、特に丁寧に扱う必要があります。
最後に、水分を拭き取る際は、吸水性の高い布やガーゼ、ペーパータオルを使用し、優しく行いましょう。
鼻パッドはホコリや汚れが溜まりやすい部分なので、定期的なお手入れが大切です。
◯メガネの鼻パッドの緑色汚れについて
メガネの鼻パッドに見られる緑色の汚れは、「緑青」と呼ばれる種類の錆です。
この緑色の変色は、メガネの銅合金素材が酸化することで起こります。
主に汗や空気中の酸素との反応によって、この緑色の汚れが生じます。
このような汚れは、放置すると除去が難しくなるため、こまめな清掃が必要です。
特に汗をかいた後は、早めに洗うことが望ましいです。
場合によっては、この汚れがしっかりと固着してしまい、取り除けなくなることもあります。
その際には、鼻パッドの交換を検討することが一つの解決策です。
かつては緑青が健康に害を及ぼすと考えられていましたが、現在では厚生労働省によって無害とされています。
それにもかかわらず、見た目の清潔さを維持するためにも、定期的なお手入れは重要です。
◇シリコン製鼻パッドの黄ばみ除去のポイント
メガネの鼻パッドに使用されるシリコンは、時間の経過とともに黄ばむことがあります。
この黄ばみは、シリコン樹脂特有の自然な変色です。
黄ばみを取る方法は、以前ご紹介した洗浄方法と基本的に同じです。
ただし、メガネの洗浄を頻繁に行わない場合、黄ばみが取りにくくなることがあります。
そのため、黄ばみが固まる前に、月に1度程度の頻度で定期的に清掃することがお勧めされます。
一般的に黄ばみに漂白剤を使うことが考えられがちですが、漂白剤はシリコンを劣化させる可能性があり、黄ばみが完全に取れるとは限らないため、リスクが伴います。
結局、日々のメンテナンスが鼻パッドの清潔さを保つ鍵です。
定期的に清掃することで、シリコン鼻パッドの黄ばみを防ぐことができるでしょう。
◇メガネの正しい収納とお手入れ方法
使用しないときは、専用のケースに入れることを心がけましょう。
ケースに入れる際は、レンズが下向きになるようにするか、メガネ拭きでレンズを包んで保護すると良いでしょう。
短時間置く場合でも、メガネの置き方に注意が必要です。
メガネは畳んでレンズが上を向くように置くことが望ましいです。
直射日光が当たる場所での長時間の放置は避けてください。
メガネは繊細な作りのため、日光によってレンズやフレームが損傷する恐れがあります。
短時間であっても、できればメガネケースに収納することが推奨されます。
これにより、ほこりや他の汚れからメガネを守ることができます。
日々のメンテナンスとして、定期的な水洗いが有効です。特に鼻当ての部分は汚れやすいので、こまめに洗うことが重要です。
手軽な水洗いだけでも、汚れの蓄積を防ぎ、メガネを清潔に保つのに役立ちます。
この習慣を身につけることで、メガネを長く綺麗に使うことができるでしょう。
◇メガネレンズの正しい洗浄方法と注意点
基本的には鼻パッドの清掃と同様の手順を踏みます。
レンズの洗浄には、専用の眼鏡クリーナーまたは中性洗剤を使用し、指の腹を使ってレンズに優しく伸ばします。
レンズを親指と人差し指で挟んで洗うと、より効果的です。
以前も述べた通り、お湯を使った洗浄は避けるようにしてください。
また、眼鏡用クリーナーや中性洗剤以外の使用は控えましょう。
拭き取る際には、レンズの持ち方にも注意が必要です。
レンズの表面を自分に向けて持ち、フレームに余分な力がかからないよう注意してください。
これはフレームの破損を防ぐために大切です。
何度も洗ううちに、洗い方や持ち方に慣れてきます。日常的なメンテナンスを行うことで、メガネを長く使うことができます。
◇まとめ
メガネの鼻パッドの汚れは、中性洗剤を使用することで簡単に除去できます。
鼻パッドに見られる緑色の汚れは「緑青」という錆であり、黄色く変色するのは素材の変色です。
これらの汚れは、定期的に清掃しないと固着しやすくなるため、継続的なお手入れが必要です。
また、汚れの予防には適切な保管方法が重要です。
たとえ短時間であっても、メガネはできるだけケースに入れることをお勧めします。
鼻パッドの清掃では、定期的な水洗いが効果的です。
最初は少々手間に感じるかもしれませんが、慣れてくれば素早く清掃できるようになります。
ぜひ、大切なメガネの日々のメンテナンスを習慣化してみてください。