大根はその大きさから、冷蔵庫に収納しにくいことがよくあります。
多くの料理で活躍するこの野菜を、残念ながら使い切れずに腐らせてしまうこともあるかと思います。
大根を無駄なく効率的に使いたいですよね。
普段は冷蔵が推奨されていますが、全体を切らずに保存するなら、季節に応じて室温での保管が可能です。
この記事では、以下の重要ポイントを解説していきます。
・腐った大根の見分け方
・大根を使うべき適切な期限
・長く保存するための秘訣
これらのアドバイスを参考に、大根を上手に長持ちさせ、料理に活かしましょう。
◇大根の室温保存について
大根は冬が旬の野菜で、普通は0度から5度での保存が推奨されています。
寒い時期は、暖房を使っていない部屋であれば、大根を室温で置いても大丈夫です。
それ以外の季節は、冷蔵庫での保管が一般的です。
◯冬の室温での保存方法
冬は特に、室温で大根を保管できます。
ただし、切ったり皮を剥いた大根は腐りやすいので、冷蔵が適しています。
室温で長持ちさせるためのポイントは以下の通りです。
・葉と根の分離
購入したら、大根の葉と根を分けましょう。
葉は水分や栄養を吸い取り、本体を早くしなびさせてしまいます。
葉を取り除き、断面をラップで保護した後、大根を新聞紙に包んで縦に置くと良いです。
葉を取り除いたあと、茹でて水気を切り、密封して冷蔵庫に入れると、2～3日は保存可能です。
◯夏場の冷蔵庫利用法
夏を含む冬以外の季節は、大根を冷蔵庫で保存しましょう。
全体が入らない場合は、半分や三分の一に切って、切り口をラップで覆い、元の生長した向きに立てて保管するのが良いです。
牛乳パックやペットボトルを利用すると便利です。
◇腐った大根の見分け方
大根がどのように劣化していくかを理解することは大切ですが、実際に腐っているかを確認するためには細かいチェックが必要です。
以下に、大根が腐敗しているかを見極めるためのポイントを紹介します。
◯色と臭いの変化に注目
大根が傷んでくる最初の兆候は見た目の変化に現れます。
皮がシワシワになり、押すと柔らかさを感じるようになることがあります。
表面が適度に柔らかい場合はまだ食べられることもありますが、極端に柔らかくなったり、ヌルヌルしている場合は腐っている可能性が高いです。
断面に黒っぽい点や白いカビが見られる場合も、食べるのは避けましょう。
また、酸っぱいような異臭がする場合も、品質が落ちているサインです。
◯味と粘りの違い
腐敗が進むと、大根のテクスチャーにも変化が見られます。
粘り気が出たり、糸を引いたりするようになった場合は、腐っている可能性があります。
酸っぱい臭いやカビの臭いがする場合も同様です。
◯空洞がある大根の対応
大根を切った時に中に空洞があることがありますが、これは「スが入る」と呼ばれる現象で、大根が乾燥して水分が減少した結果です。
これは腐敗とは異なりますが、乾燥によって味や食感が落ちるため、注意が必要です。
◇大根の長持ちさせ方
大根を長く保存するには、その保管方法が重要です。
室温、冷蔵、冷凍の順に保存期間が長くなります。
すぐに使わないなら、冷凍がおすすめです。
◯常温と冷蔵で保つ方法
普通の室温での保管では、大根は大体5日程度もちますが、気温が高かったり、保存の方法によってはもっと早く傷んでしまうこともあります。
冷蔵庫で保管する場合は、1週間くらいは大丈夫です。
ただし、一度切った大根は、冷蔵しても2～3日が保存の目安です。
◯冷凍できれば長持ち
大根を冷凍すると、約1か月間保存できます。
冷凍する前に、食べやすい大きさにカットしておくことがポイントです。
皮を剥いて、好みの形に切ったら、キッチンペーパーでしっかり水気を取り除きます。
それをサイズ別に分けて、密閉袋に入れて冷凍庫へ。
いちょう切りや短冊切りは、使う分量ごとにラップで包んでおくと、使う時に便利です。
輪切りにした大根は、袋の中で平らに並べてから冷凍してください。
◇大根を長く新鮮に保つ方法
大根はその用途の広さにもかかわらず、大きさのために使い切れず余ってしまうことが多いです。
そうならないように、冷蔵や冷凍で適切に保存することがおすすめされます。
◯冷蔵で保つコツ
冷蔵で大根を保存する場合、サラダや和え物に使うには、冷蔵庫での保存が最適です。
冷凍すると食感が損なわれることがあるからです。
大根の甘い上部分と、苦くて辛い下部分をうまく利用するために、買ってきたら上部をチルド室で生で使えるように半分に切り、切り口をラップで包んで立てて保存すると、鮮度が長持ちします。
◯冷凍で保存する方法
煮物に使う場合は、冷凍した大根をそのまま使うことができます。
冷凍することで水分が飛び、繊維が柔らかくなり、味が染みやすくなります。
冷凍する前に下味をつけておくと、解凍しながら味が染み込み、より美味しくなります。
◇まとめ
この記事では、大根を新鮮に長持ちさせる保存方法についてご紹介しました。
要点は、
・長期保存には冷凍が適しています。
大根を保存する際は、冷蔵が基本ですが、食感を損なわずに長持ちさせるためにも、葉と本体を分けて保存すると良いでしょう。
また、冷凍保存した大根は解凍せずに料理に利用できるので便利です。
この方法を活用して、大根を無駄なく美味しくいただきましょう。
