プロ野球の開幕戦などで行なわれている始球式。
来賓の方や芸能人、グラビアアイドル、子どもなど、いろいろな人が投げたりしていますが、どんなボールでも、だいたいは空振りしますよね。
あれ、なんで空振りするんでしょうね。
その理由、気になりますよね?
そこで、始球式を始めた人や、空振りする意味、打ってしまった人はいないのかなどについてご紹介します。
◇始球式の由来
始球式は、主に球技(野球やサッカー)の試合前に行なわれる、セレモニー(儀式みたいなもの)で、来賓や主催者、芸能人などを投手役として投球するものです。
野球発祥の地であるアメリカでは、1910年に当時の大統領である、ウィリアム・ハワード・タフトが行なったのが最初です。
肥満気味だった大統領に少しでも運動をさせようとして、野球での始球式を思いついたのが由来だとか。
日本における初めての始球式は、1908年(明治41年)に行なわれた、アメリカMLBの選抜チームと早稲田大学野球部との試合で、早稲田大学創設者である大隈重信が務めたのが最初として記録に残っています。
◇始球式で空振りする理由
始球式では、打席に立つバッターが必ず空振りしますが、それはどうしてなのでしょう。
日本で初めて始球式が行なわれた1908年のアメリカMLBの選抜チームと、早稲田大学野球部との試合では、早稲田大学の創設者である大隈重信が投手役を務めましたが、投げた球が大きくそ逸れてしまいました。
それで、その時にバッターボックスに立っていた早稲田大学野球部の1番バッターが、初代総長である大先生に恥をかかせてはいけない、ボールにしてはマズいと考えて空振りすることでストライクにしました。
それ以降は、投手役の方に敬意を表する形で、たとえそれがどんなボールであっても、バッターは空振りすることが慣例となりました。
◇始球式で打つ人はいる?
どんなボールでも、バッターは空振りするのが慣例ではありますが、別にボールを打つのがいけない、というルールはありません。
これまでのに、何人もの人が始球式のボールを打っていますが、毎回、誰が投げようと基本打ちに行っていたのは、新庄剛志でしょうか。
映像を探してみたんですが、これしか見つけられませんでした。
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他に映像があるのは、2009年5月8日に、当時、北海道日本ハムファイターズの稲葉篤紀選手は、ROOKIESの宣伝に来ていた俳優の佐藤隆太から、ライト前にヒットを打っています。
その映像がこちらです。
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その他に、始球式で打った人は、
2010年6月5日に、当時ソフトバンクホークスの川崎宗則選手は、アサヒビールイメージガール暮沼まみから、ライト前に打っています。
2003年9月4日に、当時ダイエーホークスの柴原洋選手は、漫画家の水島新司から、三遊間を抜けるヒットを打っています。
このように、空振りしないで打ってしまう人もいますね。
あとは、野球が得意な芸能人(例えば、KAT-TUNの亀梨和也とか)との、真剣勝負形式の1打席対決というのもあります。(始球式とはちょっと違いますね…)
◇おわりに
ある芸人さんが始球式で投げたボールを打たれて、本当に(たぶん)怒っているようでしたが、そこは何か笑いに変えて欲しかったですね。
この情報が皆さんのお役に立てたら幸いです。