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石鹸が腐る!?その理由と使用後の処理法や賢い保存方法とは?

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石鹸セットなどを頂いたりすることがありますが、別に腐るものじゃないし・・・ということで押し入れにしまったままのお宅が多いのでは?

ですが、場合によっては腐ることがあります。

腐りやすい石鹸は肌に優しいと謳われている、無添加石鹸とオーガニック石鹸です。

原因は雑菌と含まれている油の酸化。

この記事では石鹸が腐る理由や酸化しやすい油、腐らないようにする保管方法などについてご紹介しています。

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◇石鹸は腐ることがあるの?

日常的に使う機会の多い石鹸ですが、実は腐ることがあるんです。

腐りやすい石鹸は

・無添加石鹸
・オーガニック石鹸

です。

お肌や環境に優しい謳っている石鹸が腐ることがあります。

通常の石鹸は弱アルカリ性なので腐りにくくなっています。

しかし、無添加石鹸やオーガニック石鹸は、防腐剤が入っていませんので雑菌などが繁殖しやすくなってしまいます。

また、石鹸に含まれている油が酸化することも、その原因の1つになっています。

石鹸が腐っているかいないかの判断基準は、色の変化とニオイですね。

見た目から
・変色(全体、一部)
・カビが生えていないか
・油が浮き出ていないか
ニオイから
・油臭い、石油臭い
・カビ臭い

石鹸は腐ったとしても食品のような鼻を突く異臭まではしませんが、油が古くなったような色になり泡立ちも悪くなります。

石鹸が上記のような状態になっていましたら、油が酸化していたり腐っている可能性があります。

◇石鹸に含まれている酸化しやすい油とは?

酸化のスピードが早いと言われている油は、不飽和脂肪酸のリノール酸です。

リノール酸を含む多価不飽和脂肪酸タイプのオイルは、その殆どが酸化しやすいオイルと言われています。

例えば

・ヘンプシードオイル
・月見草オイル
・ローズヒップオイル
・グレープシード油
・コーン油
・米ぬか油

などが挙げられます。

他には、シトラス系の精油も酸化が早いと言われていますが、ローズマリーやティーツリーなどには殺菌効果があるので、精油が入っていても必ずしも腐りやすいとは限りません。

その逆に酸化しにくい油(エッセンシャルオイル)としては

・ホホバオイル
・スイートアーモンドオイル
・ピーナッツオイル
・ローズマリーエキス

などがあります。
これらは脂肪酸を含んでいません。

ローズマリーエキスは酸化防止剤にも使われたりと抗酸化機能を有しています。

◇石鹸の使用後はどうすれば良い?

石鹸置きを利用されている方が多いと思いますが、そこが一番カビが生えやすい場所になっていることも。

夏場や入浴時の浴室は高温多湿になりやすいので、カビが生えやすい環境になっています。
カビなどの細菌は皮脂や汚れ、石鹸に含まれている脂肪酸を栄養にして繁殖します。

水が溜まりやすいような石鹸置きは避け、濡れた状態にしておかないようにしましょう。
そのためには使うたびに必ず乾かし、石鹸を清潔に保ち溶けないようにするため

・使用後にキッチンペーパーなどで水分を拭き取る
・できるだけ風通しの良い場所に置く
・目の粗いスポンジの上に置く
・ネットなどに入れて吊るしておく

などのようにします。

このように保管しておきますとカビが繁殖しにくくなります。

◇石鹸の保管方法

開封前の石鹸は

・直射日光を避ける
・高温多湿を避ける
・風通しの良い場所に置く
・冷暗所に置く

無添加石鹸の場合には含まれている原材料に合わせた保存方法が指定されている場合もありますので、石鹸の箱などに書いていないかをチェックして下さい。
無添加石鹸には酸化防止剤が含まれていませんので、製造日からの経過などにより酸化が進みます。

それにより色やニオイの変化が表れることがあります。

未開封の石鹸は使用期限の目安が、製造後から3年となっていることが多いです。
また、数ヶ月と使用期限が3年未満のものに関しては、法律により使用期限が記載されているはずですので箱などを確認しておきましょう。

保管状況によっては表れる時期に差が出ますのでご注意下さい。

頂きものなどで石鹸がたくさんある場合には、使用期限の短いオーガニック石鹸から使うようにしましょう。

開封後はできるだけ早く使うようにして下さい。

◇まとめ

無添加石鹸やオーガニック石鹸は、カビなどの細菌の影響で腐ることがあります。

見た目やニオイに変化があれば、そのまま使用すると、肌荒れになる可能性がありますので注意しましょう。

保存してある石鹸は3年以内(場合によっては数ヶ月以内)に、開封後はできるだけ早く使うようにして下さい。

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