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札幌雪祭りの大雪像の作り方は?翌朝から取り壊し始めるのは本当?

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毎年2月に行なわれるさっぽろ雪まつり。

大雪像は自衛隊が作っていることは、
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、
どうやって作るのかは、分からない方が多いかも知れません。

また、あんな大きな雪像をどうやって
取り壊すのかも気になりますよね。

ということで、札幌雪祭りの雪像の作り方と
取り壊し方法をご紹介します。

■札幌雪祭りの大雪像の作り方

    
まず、大雪像を作るスペースの外側をコの字に、
建築現場で使う足場を組んでいきます。

この作業は、すでに前年の12月から始まっています。

次に、雪を運んで来て土台固めをします。
それから、雪が流れ出ないようにコンパネで外周を囲い、
札幌市内や近郊から運んできた雪を積み上げていきます。

さらに、ロの字になるように足場を組んで行き、
雪像の各パーツごとにコンパネで組んでいきます。
そこに、クレーンを使って雪を積んでいきます

雪をすべて積み終わったら、コンパネを外して
荒削り作業に入ります。

それから、細かい部分を削りだしていき、仕上げていきます。

雪像制作風景

仕上げには、真っ白い化粧雪を貼っていきます。
これにより、白い雪像ができあがります。

周りに組んである足場を外し、全体のバランスを見ながら、
細かい部分の修正をし、仕上げていきます。

そして完成となり、雪まつり本番を迎えます。

雪像を作る時に使用している雪は、除雪したものではなく、
降り積もった雪を使用しています。

除雪した雪ですと、融雪剤やその他の不純物が混じっていますので、
そのまま使用してしまうと、内部から融け出してしまい、
雪像が倒壊してしまう可能性があります。

不純物が入っていないキレイな雪ですと、
ほとんど融け出しませんので、遠く離れた場所から運んで来て、
雪像に使用しています。

■札幌雪祭りの大雪像の取り壊しは翌朝から始まります

    
雪まつり期間中に楽しませてくれた雪像は、
深夜には建設機械(ユンボなど)で取り壊し始めます。

キレイなものですから、しばらくそのままでも良いのでは?
と思いますが、倒壊してしまう危険性がありますので、
閉幕の翌朝から取り壊し始めます。

まず、低いところから崩し始め重機の足場を作っていきます。
その足場を段々と高くしながら上がり、雪像の高い部分を壊していきます。

さすがに一気には難しいです。

重機を使って豪快に取り壊しているのも、有名になっていいるようで、
それを目当てにしている方もいらっしゃるようです。

あれだけの時間をかけて作った雪像も、
本当にあっけなく雪の塊になってしまいます。

事故を未然に防ぐためと、大通り公園の雪解けを早めるためには、
残念ではありますが仕方のないことですね。

大雪像の取り壊し映像は多くの方がアップされています。

■おわりに

    
雪祭りの雪像は、制作している時も覆いなどしていませんので、
雪まつり期間中でなくても見ることは可能です。

前日にはすっかり完成していますので、
雪祭り期間中にツアー予約が取れなかった場合、
そこを外しても雪像を楽しむことはできるかなとは思います。

自衛隊の皆さんや市民の方たち、海外の方たちが、
一所懸命に制作した雪像ではありますが、
閉幕した翌日中には、すべての雪像を取り壊してしまい、
とても寂しい気持ちになります。

でも、事故を未然に防ぐには、仕方のないことですね。

この情報が皆さんのお役に立てたら幸いです。

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