冬になると、髪の静電気による広がりやまとまりにくさに悩まされることが多くなります。
特に朝の忙しい時間帯では、この問題が顕著になりがちです。
多くの方が静電気を抑える方法を模索していることでしょう。
この記事では、髪の静電気を抑える方法、その原因、対応策を探ってみました。
■髪の静電気、どのように対処する?
ここでは静電気を減らす方法をご紹介します。
●水を使った簡単な対策
静電気がひどい時、手っ取り早い対処法として、髪に水を吹きかける方法があります。
応急的な対応としては効果的ですが、髪が乾くと静電気が再び発生することもあるため、他の方法も併用することをおすすめします。
●ハンドクリームでの対応
外出先で水を使えない時には、ハンドクリームが役立ちます。
ハンドクリームを手に取り、髪に薄く塗ることで静電気を和らげることができます。
冬の乾燥する季節には、ハンドクリームを常備すると良いでしょう。
●髪を握って静電気を解消する方法
周りに水もハンドクリームもない場合には、髪を握って静電気を放出する方法が有効です。
この方法では、髪の束をしっかりと握ることで静電気を減らすことができます。
ただし、静電気の強さによっては効果が限られることがあります。
また、髪だけでなく、体に蓄積された静電気を放出することも大切です。
●壁や地面に触れて静電気を放出
体に溜まった静電気を放出するには、壁や地面に触れるのが効果的です。
特に室内での対策として、壁に手を数秒間当てることで静電気を逃がすことができます。
木材やコンクリートのような素材は電気を逃がす特性を持っているため、触ることで体内の静電気を放出することができます。
上記の方法を試しても静電気が解消されない場合、一時的に髪をまとめることが有効です。
冬の静電気は日常的な現象なので、原因を理解し適切に対処することが重要です。
■髪の静電気、原因は何?
続いて、髪の静電気が発生する主な原因について探ります。
●静電気の発生原因
特に冬場に多い髪の静電気の主な原因は、空気の乾燥です。
冬は湿度が低く、空気が乾燥するため、髪の毛からの静電気が放電しにくい状態になります。
水分は電気を通しやすいため、湿度が高い環境では静電気が放電しやすく、夏場は空気中の水分が多く、汗をかくことで静電気が放電されやすくなります。
空気の乾燥は髪の毛の水分量にも影響を及ぼします。
通常、髪の毛の水分量は約12%ですが、空気が乾燥すると髪も乾燥しやすくなります。
これは冬の肌の乾燥と似ています。
乾燥した髪をブラッシングすると、摩擦により静電気が発生し、水分量が減少した髪は静電気が発生しやすく、枝毛や切れ毛の原因にもなりますので注意が必要です。
■髪の静電気対策方法
毎日の生活で意識することにより、髪の静電気を軽減する対策を考えてみましょう。
●髪の乾燥防止策
髪の静電気を防ぐためには、髪を乾燥させないことが大切です。
・乾燥を防ぐためのポイント
・エアコンの風を直接受けない
冬の暖房を使用する際、エアコンの直接の風が髪を乾燥させる原因になることがあります。
・シャンプーはしっかり泡立てる
シャンプーは髪の摩擦を減らすために、しっかり泡立ててから使うのが良いです。
・濡れた髪はそのままにしない
濡れた髪を放置するとキューティクルがダメージを受けやすくなるので、タオルで適切に水分を取り除くことが重要です。
・ドライヤーの使用は適度に
ドライヤーの熱風を長時間髪に当てるとダメージの原因になるため、適切な距離を保ちつつ、短時間で乾かすようにしましょう。
●室内の湿度管理
髪の乾燥を防ぐには、室内の湿度を適切に保つことが効果的です。
暖房によって室内の気温が上がると、空気が乾燥しやすくなるためです。
室内の理想的な湿度は40%から60%が望ましいとされているので、加湿器を使って湿度を調整することをおすすめします。
■まとめ
即効性があるわけではありませんが、これらのポイントに日々注意を払うことで、静電気による不快感を軽減し、快適な毎日を送ることを目指しましょう。