どこかへ自動車ででかけた時に、尿意をもよおした経験は誰でもあると思います。
それが一般道ですとコンビニや道の駅でトイレを借りることもできます。
ところが、高速道路などで渋滞に巻き込まれている最中ですと、どこかでトイレを借りる訳にもいきません。
大型連休やお盆などの帰省ラッシュとなると次のパーキングエリアやサービスエリアまで数時間かかることもあります。
そのような渋滞中にトイレへ行きたくなった時の対策ですが、肛門に力を入れる抜くを繰り返す、尿意を抑えるツボを押すなどの方法があります。
この記事では渋滞中にトイレに行きたくなった時に、どのような対策があるのかについてまとめています。
■渋滞中にトイレへ行きたくなった時の対策
高速道路などの渋滞に巻き込まれてしまっている時に、トイレへ行きたくなってしまった時に何とかして少しでも我慢できる時間を長くしたい時は
○会陰排尿筋抑制反射(えいんはいにょうきんよくせいはんしゃ)を利用
やり方は簡単。
肛門に力を入れお腹の方に近づけるようなイメージで引き上げます。
この状態で約5秒間キープ。それから力を抜きます。
その間は全く別のことを考えるようにします。
そうすることで強い尿意切迫感がやわらぎます。
◯泌尿器系に関係するツボを押す
恥骨辺りにあります「曲骨(きょっこつ)」または「中極(ちゅうきょく)」
というツボを押すと尿意を抑えられます。
「曲骨」の位置はおへそから親指の幅5本分下がった恥骨中央部のやや上。
「中極」の位置はおへそから親指の幅4本分下がった恥骨中央部から指2本分上。
やり方はどちらも同じく両手の人差し指を重ねて
強く押さずゆっくりと5秒くらいかけて押します。
押す時に吐いて戻す時に吸います。
■簡易タイプのトイレグッズを利用する
対策をしても「もう無理…」となった時には、簡易タイプのトイレグッズを利用して下さい。
◯携帯用トイレ
最近は100円ショップでも販売しています携帯用トイレは、水分を固める薬剤が入っていますのですぐに固まりますしニオイもしませんので、車内で使用しても大丈夫です。
◯大人用紙おむつ
介護用の紙おむつですと、尿の吸収と消臭については、しっかりと機能していますので問題ありません。
他にも色々と携帯用トイレグッズがあります。
■事前に気をつけておくこと
できるだけ渋滞中にトイレへ行きたくなりにくくするためには、どのようなことに気をつければ良いでしょうか。
◯カフェインの摂取量を減らしておく
コーヒーや紅茶、緑茶などに含まれているカフェインには、利尿作用がありますので尿が早く溜まる可能性が高くなります。
水分補給をするときにはミネラルウォーターや麦茶などカフェインを含まない飲料で補給して下さい。
◯体を冷やさないようにする
体が冷えると内臓を温めようとして血液が中心に集まります。
そうしますと水分量が多いと体が判断し余分な水分を体外に排出しようとします。
また汗などから出ていく水分量が減ることから、体の水分量が多くなり排出しようとします。
さらに、体の冷えることが刺激となって少ない尿量でも出そうとしてしまいます。
◯トイレに行ける時は行っておくようにする
高速道路の渋滞情報は事前に調べると分かることが多いですので、渋滞しているようでしたら行ける時にトイレに行っておきましょう。
■終わりに
これまで一度も渋滞中にトイレで困ったことがないという方がもしかすると中にはいらっしゃるかも知れません。
ですが、突然道路のトラブルや災害に巻き込まれたりする、という可能性がないとは言い切れませんので、携帯用トイレを自動車に載せておくことをおすすめします。