日本ではお月見をして秋の夜長を楽しむ風習があります。
中でも十五夜の月を「中秋の名月」と呼んで、お供え物をし感謝をするようになりました。
中秋の名月はその年によって変わるのですが、その詳しい日付と何をすれば良いのか?などについてご紹介します。
◇中秋の名月っていつなの?
中秋の名月は旧暦の8月15日の月のことで、十五夜や芋名月とも呼ばれています。
現在は太陽暦を使用していますが、このお月見は旧暦で行なう行事です。
暦の数え方が違うため、その年によって十五夜が変わってきます。
これからの中秋の名月は以下のようになります。
2023年 9月29日
2024年 9月17日
2025年 10月6日
2026年 9月25日
2027年 9月15日
2028年 10月3日
2029年 9月22日
2030年 9月12日
2024年 9月17日
2025年 10月6日
2026年 9月25日
2027年 9月15日
2028年 10月3日
2029年 9月22日
2030年 9月12日
◇中秋の名月には何をするものなの?
お月見では月を眺めるだけではなく、古くから信仰の対象でありましたので、感謝の印として収穫したものをお供えしていました。
お供えするのもとして月見だんごがあります。中秋の名月は十五夜の月ですから、15個お供えします。
他には収穫時期にあたる里芋を煮るなどしてお供えします。収穫した旬の野菜や果物をお供えするのも良いですね。
神様の依代(神霊の出現を示す媒体)と考えられているススキも飾ります。実った稲穂に見立ててもいます。
飾る場所ですが、月が眺められるところがあれば、そこが月見台(お月見をする場所)になります。
窓辺に小さなテーブルを置いても良いですし、出窓の部分を使っても良いです。
ゆっくりと月を眺めながらの食事や月見酒などを楽しんで下さい。
◇おわりに
中秋の名月と聞いて満月を想像すると思いますが、実際にはそうではないんですね。
2011年、2012年、2013年と3年連続で、中秋の名月と満月が同じ日になりましたが、2014年から2020年までは1日ズレます。
次に中秋の名月と満月が同じ日になるのは2023年で、その後は2030年です。